外装と中身の相性
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その日の身に付けているフッションによってずいぶん印象の異なる友人がおりますが、アート作品や写真、絵画なども収める額縁のデザインや装飾によってずいぶん印象が異なってみえることがあります。フッションに似合う、似合わないがあるように、額縁と作品の間には、作品の個性が生きる額縁選びが必要であるようです。しばしばギャラリー展などに足を運んでみると、稀に、納められた作品よりも額縁の方が高価なものなどをみかけることがあります。作者としては作品と額縁のマリアージュとして、総合的に売り出したいという気持ちは汲み取れるのですが、作品よりも額縁の方がお値段が高いとなると、素人としては額縁をメインに購入するアート作品に少しばかり抵抗を覚えてしまったことがありました。目利きのできる人であるならば妥当な値付けであると判断されるのでしょうが、素人判断ですと「中身」よりも高級な「枠」とはどういったものだろうかと考えてしまいました。時にプレゼントなどをいただいた際に、豪華なパッケージに期待したほどの商品が包まれていなかった時のガッカリ感を思い起こし、まさに目の前のアート作品に重ねてしまう自分はアート作品を値段で見ている素人そのものであると反省したのを思い出します。