時制と話
文章を作る時に、咄嗟に正しく伝えられるでしょうか。初心者がつまずくパターンで、「時制をどうしたらいいのか分からない」と混乱する場合があります。過去完了、過去進行形、仮定法過去、なんて並べられるとどれに該当するのか迷ってしまうのです。これだけ沢山の時制があると、混乱してしまうのは当然です。
ですが、最もシンプルな時制と文の作りは、合わせて9パターンと言えます。まずはその9パターンだけを覚えましょう。とは言え、9種類もあると怖気付いてしまう人もいるかもしれませんが、その中身は非常にシンプルです。「過去・現在・未来」の3つの時制と、それに加えて「肯定・否定・未来」の3×3で9種類になっているだけなのです。
トレーニングもまた、単純な方法です。
まずはひとつ、何かしらの文章を思い浮かべてみてください。例えば「私はランチを食べる」で「I eat lunch」くらいのシンプルなもので大丈夫です。それを過去形「I ate Lunch yesterday」にします。次は未来形「I will eat lunch tomorrow」、次は疑問文で「Do you eat lunch」という具合にすべてのパターンにあてはめてみるのです。これを様々な文章で、繰り返し行えば大丈夫です。
こうして基本的なパターンを繰り返しているうちに、色々な疑問が湧いてくると思います。
例えば「未来形の場合はwillなのか、going toなのか」「既に完了していることを質問する時はどう聞いたらいいのか」こういう疑問が湧いてきた時に、未来形の使い方をしっかり学べばいいですし、疑問が湧いてから「こういう場合に現在完了形を使うんだ」と学ぶことができれば、更に深い学習ができていると言えます。はじめから全てを完璧にするのではなく、基本的な形から伸ばしていくというスタイルでいるのがいいでしょう。